生活クラブとは

生活クラブとは

■生活クラブは生協です

生協は営利を目的としない事業を行っています。営利を第一の目的とする一般の企業とは異なり、組合員の「出資」「利用」「運営」によって成り立っています。

(1)みんなで「出資」

組合員は、自分たちの事業や活動を行うため、お金(出資金)を出し合います。生協の事業はこの出資金により運営されています。なお、生協を脱退される際には、出資金は全額返還されます。

(2)みんなで「利用」

共同購入で消費材を買ったり、さまざまなサービスを受けたりします。

(3)みんなで「運営」

「こんな消費材があったらいい」など、消費材やサービスについて、また生協の運営について、さまざまな意見を出し合うことで参加します。

■「消費材」という考え方

既存の商品を購入するのではなく、自分達の生活に必要な品物を、自分たちが開発過程にかかわりながら生産者とともに、納得いくものをつくるという、徹底したものづくりの姿勢でとりくんでいます。
「消費材」には、食の安全のみではなく、環境への配慮など、生活クラブがめざす“サスティナブル(持続可能)な社会”への思いが込められています。

■生活クラブのこだわり

①食の安全・安心・おいしさ

添加物、遺伝子組み換え、環境ホルモンなど、「食」の安全を揺るがすような新しい問題は次から次へと現れます。しかし、生活クラブでは、そのたびに新しい代替品を探すのではなく、組合員と生産者が一緒になって共同購入の力で問題を解決するという姿勢で取り組んでいます。
牛肉・豚肉・鶏肉の飼料としての大豆や小麦、とうもろこしを非遺伝子組み換えで作り続けてほしいとアメリカやオーストラリアの生産者と交渉し、私たちも食べ続けることを約束しました。


②疑わしいものは使わない

生活クラブでは、組合員と生産者がともに、米や野菜、肉などあらゆる食材について、独自の安全基準を設け、その基準に基づく厳しい生産管理をおこなっています。
添加物、遺伝子組み換え作物、環境ホルモンなど、安全性が疑わしいものは使用しません。
環境ホルモンと呼ばれ、体内にはいると、生体ホルモンとそっくりに働いて免疫系や自律神経系に影響を与えたり、生殖異常との因果関係などが指摘されている化学物質。ラップやプラスチックの容器など、食材の容器や包材なども発生源のひとつだと知っていましたか?
生活クラブでは、食材のラップ・フィルム包材において、燃やしてもダイオキシンが発生しない素材を使用。また、環境ホルモンが溶出する疑いのある添加物の使用はしていません。また、缶容器についても、内側のコーティング剤から環境ホルモン物質溶出の心配がないよう対策を進めたものを使用しています。

③情報は公開する

産地・生産者・製造法・流通経路・価格など、食材が組合員の元に届くまでの、全ての情報公開を徹底しています。
消費材辞典
アレルゲン情報
放射能対策

④「国産」にこだわり、国内自給率のアップに取り組む

国産にこだわる理由は、単に産地がわかるものを購入するという目的だけではありません。
組合員ひとりひとりが、安心できるおいしい国産食材を購入することは、実は大きな規模で日本の農業、漁業、畜産、さらには自然環境を支えることにつながっていきます。
2014年5月より、国産鶏種「はりま」を供給しています。食用鶏のひなの供給を輸入に頼らず、日本国内で賄います。安心して食べ続けられます。

⑤自分たちにできるところから、環境対策に取り組む

大量生産、大量消費といわれるこの時代ですが、私たち生活クラブは「使い捨てるのではなく、資源を循環させて使うことが大切」であると考え、自分たちのできるところから環境に対してさまざまなとりくみを行っています。

「使い捨てしないRびん(リユースびん)の採用」

生活クラブは、生産者とも協力して、洗ってくり返し使うびんのリユース(再利用)に取り組んでいます。
びんのリユースは、リサイクル(再生)よりも資源を節約し、CO2排出量を抑えます。
牛乳をはじめ、ジュースや各種調味料にRびんを採用しています。
使い終わったRびんは、配達時に回収します。


「せっけん運動」

使用後、自然の中で分解されやすく、人にも環境にも優しい「せっけん」。
洗顔・洗たく・食器洗いなど、汚れ落としのあらゆる場面で使うことができます。
生活クラブでは、「せっけん」を使い、合成洗剤にたよらない生活を提案しています。
合成洗剤は扱いません。



生活クラブ生活協同組合(奈良)
〒639-1028 奈良県大和郡山市田中町913
TEL: 0743-58-5225 FAX: 0743-58-5228

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